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き・・・きょうは尋常ではない気温だった。

病棟内は無風で、患者もスタッフも全員汗だく。
立ってたら頭ががんがん・・・
息ができなくなる気温ってあるんだってくらい息苦しくなる。

肺の手術した患者さんが、暑過ぎて過呼吸になってしまい
急遽、扇風機を家から持ってきてもらった。

影がまったくない炎天下の道を歩いて家に帰ると、
部屋に入って、スズシ!って思った。

なんで?って思って見たけど、部屋の温度計は36.6度。

体温計じゃないよ。
やっぱ最初だけね。涼しいって思ったの。

あさってから少し気温が下がるらしい。ホントだろうか。



そんな尋常じゃない暑さの中、医学生にまたも実習を。

先週から約束していたので、土日に準備した。
BLS(一次救命処置)について

まず心肺蘇生法ってなんでしょうか。
その中で一次救命処置はこれですよ。
薬や物が集まって、二次救命処置ができますよ。
っていう説明。
IMG_5306.jpg

なんで早期対応が重要かというと…
呼吸停止してから時間がたてばたつほど蘇生の可能性が低くなるからです。
脳に酸素がいかない状態が4分くらいたつと、ひどい後遺症も残る可能性があります。
っていうのを、あの有名なドリンカーの救命曲線を用いて説明。
IMG_5307.jpg


今回は、胸骨圧迫のやり方に重点を置いた。
インストラクターの経験があるといろいろ細かく気になることはあるんだけど、
ウズ語でしないといけないので、かなりおおざっぱに。
直訳は【心臓マッサージ】で通じる(今は理由があって胸骨圧迫というが)

今日、この実習をするとドクターに言ったら、この子にも教えてと
他の病院の看護師を呼びだした。
彼女は、ホラズム州の代表で今度首都で開催されるコンクールに出場する。
以前、このブログでも紹介したが、看護師の知識や技術を競うもの。
コンクルス院内
コンクルス2
といっても、全部丸暗記なんだけど・・・

その看護師にもやってもらったが、やはり2000年以前の古い知識。
IMG_5309.jpg

新しい情報はこうですよ、世界中では今こうしていますよ
と少し誇張して説明。

学生は、比較的すんなり納得してくれた。

看護師の質問が面白かった。
心臓マッサージと人工呼吸の比率が、30:2っていうのが新しいって分かった。
でも、ウズベキスタンの教科書は15:2って書いてある。
コンクルスの審査員も正解はそれだと思っていると思う。
もしコンクルスでこの問題がでたら、自分はどう答えたらいいですか?


んー・・・・・
コンクルスのときは15:2って答えるしかないんじゃないんでしょうか。
でも、30:2ってなったんだよっていうのを覚えておいてください。
としか言えない。

こういうの説明するの、ここではやっぱ難しい。


学生指導をお願いしてきたドクターに報告も兼ねて、
こんな質問がありました。ウズではどう教えてますか?
とドクターの部屋に質問しにいった。

そのドクターは若いのもあり、新しい情報には敏感だ。
オゾダがいうことは信頼できるから、きっとそれは正しいと思う。
と擁護してくれた。

でも他のドクターは、
ウズベキスタンの法律で15:2と決まっている。
でももっと正しいのは5:1だ。現場ではこうだ。
人間の心拍は100回/分くらいで、呼吸回数は20回/分くらい。
100:20=5:1。
だから、5:1が人間にとって一番自然だ。


よーく思い返してみると、ICUで蘇生処置を見たときに、
確かに5回しか胸骨を押さない医者がいた…
正しいとか間違ってるではなく、どうしてこれが浸透してるのか疑問。

インストラクターの意地もあり、
今は胸骨圧迫を絶え間なく実施することが重要視されている。
人工呼吸が困難な場合は、胸骨圧迫だけでいいとも言われている。

と主張すると
5:1を間髪いれず続けるから問題ない
と。

はー、もうそうですか・・・といわざるを得ない。


いつもこうで。
新しい情報がほしいというわりに、全く受け付けない。
根拠をきちんと説明するように努力しているけど、聞く耳はなし。
だから疲れるんですね。


それで、こんなことしちゃいますよね。
IMG_5312.jpg
このドクターは今回学生指導をお願いしてきた人。
割と協力してくれる。だから許そう。
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