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この日も午前中、一人で街をぶらぶらして、仕事終わりの
ちこちゃんとさわちゃんと、ウズ人のミズロヴさん(通称水野さん)と
4人で夕食を。
水野さんの、若いのに挫折を経て、工場を経営するまでにいたった話とか、
日本語の上手さとか、かなりびっくり。
そして尊敬。年下だけど尊敬できるウズ人いた!

ご飯もおいしかったし、涼しいのんびりできる木陰のレストランは気に入った。
また来よう! えーっと、グム百貨店の近くのプラトン

この日、夜行列車にのってウルゲンチに帰った。
夜行列車の話は盛りだくさんなので後にして…

サマルカンドペーパーについて紹介しようと思う。


サマルカンドペーパー

捕虜に紙すき職人がいたことから、751年にサマルカンドに紙が伝わった。
8~9世紀にサマルカンドは中近東一の紙の生産地だった。
サマルカンドペーパーは養蚕に使う桑の木を原料にしていたこと、
仕上がりが絹のような光沢を持つことから、シルクペーパーとも呼ばれる。
っていう、すばらしい歴史があるが、そのことを知っているウズ人は
少ないんじゃなかろうか。
19世紀半ばになぜか紙作りは停止してしまったと…
ということで、この製紙法を復活させるべく、紙すき工房が造られた。

まず、桑の木をかまどでぐつぐつ煮ます。
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そうすると、皮がつるっとむけます。気持ちいいくらいつるっと。
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表面の黒みを削り取ります。
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これが繊維となるわけだけど・・・繊維を細かくするためにたたきます。
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水車の力を借りる方法もあるらしい。

細かくなったら、水にひたす。
手をつけてみたんだけど、なんともいえないさわり心地。
もずくみたいな・・・でもふわっとした・・・
これを型に入れる。
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和紙とかは原料の木が違うから、均等にするのに繊細な作業が必要だそう。
桑の木の繊維は割りと均等になりやすいんだとか。
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これをぱかっとすると、繊維が紙状になっている!

これを何枚か重ねてプレスプレス!
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木やガラスの板に貼り付けて乾かします。
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石や貝で磨きこすると、表面がつるっつるになります。
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想像以上にキメの細かい紙になってびっくり!

毛筆以外の筆記用具に対応する紙の出来上がり!

ここの紙すき工房で加工した製品も売っている。
専門家で来た人が、他の製紙法も伝えてるみたいで・・・
それがいいか悪いかの判断は自分にはできないが、写真にあるように
かばんや服なんかも紙で作れちゃうのだ。
防水加工もしてる。かわいい帽子もあった。
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写真に写ってるかっちょいい女性はちこちゃん(笑)

この紙すき工房で専門家として今きているさわちゃんは9月までが任期。
日本人には癒し系のさわちゃんが、いろいろ説明してくれます。
彼女に会いたい方は早めの訪問をおすすめします!

とにかく、ホントに癒される空間!

あ、ここで働いてるウズ人はめっちゃ元気やった。
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旅の最後を締めくくるのは、サマルカンドからウルゲンチまでの夜行列車

ちょっと長いですよ。

2人部屋、4人部屋で鍵がかかり、エアコンのあるワゴンもあるが
女一人だし、他の人が男だと逆に危険。

というわけで、大部屋の一番安いワゴンに(片道37000スム)
2段ベットがひたすら並んでいてカーテンなし。
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通路はさんで手前にも2段ベッドが1つ。この2段ベッド3つ(6人)で1組。1車両に10組くらい?
プライバシーはないけど、女性や子供も多く、人の目があるので安全は安全。
1回他の隊員と乗ったこともある。

しかし、ここはチケットを持っていなくても車掌に賄賂を払って乗ってくる輩が多い。
そのため自分の席がないってこともしばしば。

今回はサマルカンド23:30発の途中乗車なので、すでに他人が寝ているなどありうる。
だから、旅の初めから、この列車のことが気がかりでしかたがなかった。
でも、他に交通手段は車のみ。ボシュカイロジムヨクだ。

少しでも他の人にとられにくいよう2段ベッドの2階を選択。

最後までちこちゃんとさわちゃんにお世話になり、1日の23時前に駅についた。
ホームに出ずに待っている人が大量にいた。遅れてます、普通に。

1時間遅れて電車が到着。

自分の席に向うと、案の定?っていうかやっぱり、おっさんが寝ていた。
叩き起こして問うと
『チケットは持っていて、向かいの席(ベット)が自分のだからそっちで寝て』と。

まあ、おっさんが寝ていたベッドに寝るのも嫌だし、交換するくらいならいいかと…
でも同じ2階なのに、なぜ他のとこで寝ていたのか謎(理由はこの後分かる)

まあでも、席があるならいいや。
せっせとシーツをひいて、もう1つのシーツをカーテンのようにしてプチ個室を作り
横になったが・・・
なんかベットが斜め。頭が下がる。なぜ??

しばらくして、やっぱ無理!と思って、降りてベットを見てみる。
ベッドが固定されてなくやっぱり斜めになっていた。
天板になってるだけなので、少し持ち上げて固定してみる。
なんとか戻ったので、また横になった。

とたん・・・

天板外れた!

おわぁびっくりしたぁ

幸い(?)全部じゃなかったので下に落ちることはなかったけど。
下にはおばちゃんが寝ている。
おばちゃんの上に落ちたらまずい。
車掌を呼んで直してもらったけど、さらに2度外れる。
動く電車の中、しかも暗いので、確実に固定されてるか分からない。

あのおっさんが壊したんじゃないの?体重重そうやし・・・
ていうか、壊れてるの知ってんなら言ってよ、マジで。

向かいにいた優しいお姉ちゃんが、
私のベッドで2時間寝ていいよ
って言ってくれたけど、お断りした。

できれば朝まで寝たいっす。

かなり騒がしかったので、下のおばちゃんも起きてしまったが、
あんたー何やってんの!?落ちてきちゃうわよ、がははは!
他のとこで寝なさいよー。がははは!
というおおらかなおばちゃんだったのが救い。

運の悪さは天下一品。国内線で往復とも席がダブルブッキングってこともあったほど。
にしてもこんなケース稀だわ

マジで、どうするよーって思ってたら、車掌が
僕のベッドで寝ていいよ。
と言ってくれた。
愛想はよくしてみるもんだ。外人てこともあるけどなんか気にいってくれたらしい。
途中、荷物がいっぱい置いてあるけど空いてるベットがあって、
ここでもいいけど…って言ってみたけど、いや、自分のとこに!と。

下のおばちゃんに、
おばちゃんごめんねーって言って去ろうとすると
ごめんねだって、この子。がははは!


この時点で深夜2時前。
車掌室は2人個室で窓が全開に開き、かなり涼しい。
2段目には仮眠中のもう一人の車掌がいたけど、一番安全な場所だろう。
場所を譲ってくれた車掌は、枕をつくってくれたり、ドア閉めてくれたり。
特別扱いしていただいて、どうも。

しかし、かなり疲れた。
仰向けになって、ふと窓の外を見る。
と、一面の星空

砂漠の真ん中で星空を見たいと思ったことがあったが、
まさかこんな形で実現するとは。
窓が全開になるこの部屋じゃないと見れなかった。
ラッキーだ。

しょぼしょぼする目を見開いて、空を見上げる。
星座、もうちょっと勉強すればよかったなぁ。
もっと目がよかったらもっときれいに見えたのになぁ。
ちゃんと分かったら面白いのになぁ。
なんて思ってたら、いつの間にか寝ていた。

寒くて途中目が覚め、朝は瞬間的に明るくて早く目が覚め
結局2時間くらいしか寝れなかった。
それでも贅沢な3等車の旅だ。

朝6時前には起きて、座って本を読んだり外を眺めたり。
車掌は起きてこないし、誰にも邪魔されない時間。

砂漠っていっても、乾燥した草が生えていて、岩もごろごろしてて
アラビアンナイトとかにでてくる、さらさらした砂丘なんてものはない。
線路の近くはゴミが落ちていて汚い。

でも、砂漠と空のコントラストが私は好き。
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境界線の空は白けていて、だんだん青みが強くなる。
砂の色も草の色も一定ではない。

ぽつんと家があったり、おじさんが列車に手をふってたり。
めちゃめちゃ痩せたロバが草食べてたり、オアシス的なとこがあったり。
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とにかく飽きない。


でもこんな時間もつかの間だ。

8時も過ぎれば気温はぐんぐん上がり、室内はサウナのよう。

場所を譲ってくれた車掌もやってきて、案の定質問攻め。
他の人も起きてベットは座席になっているだろうから、戻るというと
ここにいていいよと。
最終的にはなぜか口説かれていた。ボディタッチも増える。
君がここに残って僕と結婚するか、連れてってくれるなら僕が日本に行く!

なんでその二択やねん・・・

ウズの男って・・・
一人で勝手に盛り上がってしまって収拾つかない。

口説きに応じないため(当たり前だ)
そのうち眠くなったのか、上に寝てた車掌と交替して仮眠を取り出した。
本を読んでいると、今度起きてきたもう一人の車掌に質問攻め。
こっちの方は、まだマシだったけど。お茶も出してくれたし。

そのうちどっかの子供が人懐っこく車掌室に入ってきて、ちょこんと私の隣に座る。
勝手に砂糖とか食べちゃったりして。
自由すぎる!!
母親らしき人が遠くで見守ってるんだけど、だめよといいながら強くは叱らない。
車掌も気にしない。
おおらかすぎる!

何がそんなに気になるのか、アガーアガーと言ってまとわりつかれたので
いい笑顔を撮らせていただいた。
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そして、見せてとカメラをひったくられる。
2歳。片言しかしゃべらない。
ただ、アガーって、ホラズム弁で”お兄ちゃん”なんだ。
近くにいたおばちゃんが、アガじゃないよ、アプキャ(お姉ちゃん)だよって言うと、きょとんとしてた。
なんか、何度も聞いたことのある台詞・・・そんなにお兄ちゃんに見えるかぃ


しかし到着にはまだまだ3時間以上。
さすがに疲れたので、客室の空いたベットに横になって、小1時間寝た。

その後、知らないおじさんの横に空いてた座席に座って音楽聴きながら本を読み
時々外を眺めて写真を撮り。

とにかく長い長い電車の旅だった。

無事にウルゲンチに到着したのは午後2時過ぎ。

首都から遠い田舎に帰ってきた人が多いからか、
駆け寄る小さい孫を抱き上げてキスするおじいちゃんとか
たくさん荷物もってるところ、お舅が現れて慌てて礼をして
荷物落としちゃったお嫁さんとか
そのお嫁さんをハグして額にキスするお舅さんとか
(こっちは嫁さんは、夫の親戚に会ったら膝をこすりながら礼をしないといけない)
そういう再会があちこちで見られ、ほのぼのした気分で歩く。

いや、しかし暑い!気温は40度をとっくに超えていた。
影も風もない。
出口を出るとタクシーの呼び込み。
ヒヴァ?ヒヴァ?ミスター?タクシー?

失礼な!ちゃんと英語勉強してください。
2011.07.04 チッラ
チッラと呼ばれる酷暑期に入ってる?

ウズベキスタン。
天気予報的な平均気温は38~43度。
寝室の平均室温は35度。
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ちょっと3が並んでたので撮ってみた。
居間で扇風機回しても33度から下がらず。熱風をかきまわしてるだけ。

ウズベキスタンでは、気温50度を超えたら働いちゃいけないらしい。
でも、誰も働かなかったら困る。
ので、天気予報は低めの報道をする。そりゃそうか。
あくまで『予報』だしね。
誰も文句は言うまい。

ということで、実際はどうなのか…というと
ここ数日、日中見た温度計の数字は43~51度だった。
日陰で風があると、体感は少し涼しい。乾燥してるから。
それにしても、やっぱり普通に50度ある。

病院で、病室の室温は平均34度だ。
ほんで、扇風機はない。
患者さん、死んじゃうんじゃないか・・・

そして、毎日断水だ。
今週に入って、私が出勤している時間だけ見ても、
1週間で数時間しか水が出てない。
しかもちょろちょろ。

やる気にならないよね。
病院の改修工事が終わって、再開業してから1週間。
最初の2日はほとんど患者がいなくて(手術がないから)暇だった。

なのに、病院の隣にある大学の医学生が実習に来ている。
そして、なぜかドクターに
こいつらに看護師の仕事教えてやって!今実習だから。
と押し付けられた。

ちなみに、こちらで『看護師の仕事』とはいわゆる『診療の介助』のこと。
点滴、胃管ドレーン挿入、消毒の介助、検温などなど
医者と二人三脚で、もしくは医者の指示で実施する業務のみを指す。

看護師の専門的な能力を発揮すべき『患者の日常生活の援助』の分野は
もちろん医者の頭にはない。ついでに看護師の頭にもないことがある。
分かりやすく言えば、
環境が変わっても、病気でも、今までの生活レベルにより近づいた入院生活が
送れるように、食事とか排泄とか清潔行動とか…に介入すること。


それを教えるために私は来ているんだけど、まったく取り合ってもらえない。

業務内容はわかりやすく区別してるけど、日本で実際に働いている時は、区別して考えてはいない。
だって全部あわせて看護師の仕事だし。


教えたいこと、考えてほしいこと、患者さんにやってあげてほしいことは
いつでも後回しで・・・
結局、時間がない、物がないで済まされてしまって、
要請内容は看護の質の向上なんだけど、
それは何を持って評価すればいいのかも
すっかり分からなくなってしまってるのが現実である。

と、このままだと話があさってのほうに行ってしまうので…


で、学生のお守りをまた押し付けられたんだけど、看護学生とはわけが違う。
医者の卵なわけで。でもまだ何も勉強してきていないわけで。

ホント基本的な患者情報のとりかたや血圧とかの測定方法を教えて、
さあ、何しよう!?ですよ。

学生はね、ただでさえ日本人に興味津々でやる気まんまんですよ。
気づいたら他の病棟で実習してるはずの子まできて、
うら若いメンズ8人とか9人に取り囲まれてる私・・・

しかたないので、看護師にもやってない実習をすることに。

『ザ・手洗い講習』
いや、医療者なら、手洗いは必須。
ホントに教えたいことの一番のテーマだ。

ウズベキスタンで数年前、大きなプロジェクトが動いていて、
保健医療分野のボランティアがたくさんいてたことがある。
その時期のセミナーの資料が残っていて、参考にさせてもらった。

必要物品は
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片栗粉とお湯。
片栗粉をお湯に解いて溶かしておく。

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あと、イソジン液を作っておく。

デンプンにヨードがくっつくと青色になっちゃう反応を利用したあれ!

①片栗粉溶液を手にぬって乾かしてもらう
②石鹸を使って、正しい手洗いをする
③手を乾かしたあとにヨード液につける
④青くなっちゃった部分はよく洗えてなくて、デンプン質が残ってるとこ。
っていう実験。合ってるかな。

今回、国立ホレズム州外科病棟仕様にしたところ
・まず看護師に教えて、その看護師から学生に実習をやってもらう
・片栗粉溶液を手に塗ったあと、まず片手だけヨード液につけて、
 色が変わるってとこを確認。その後、手を洗ってもらう。

理由はたくさんある。
・看護師にも興味を持ってもらうため。今後につなげるため。
・看護師に指導方法を知ってもらうため
これは、1つ目の方法に関して。指導自体に対する思いがあって。

でも、2つ目の方法はどうしてもとらざるを得なかった。
・ウズ人の手の色が濃すぎて、変色が分かりにくい。
・ヨード液につけるときに、汚れ部分も流れてしまう。
・実験や実習慣れしていないので、これをやる意味が分かってもらえない。
 →日本で手洗いする時は片栗粉を使うのかといわれた・・・

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反省点としては、ヨード液は薄い器で、ぎりぎりつかるくらいの水の量。
反応するのにびっくりするくらいの濃さが必要。
イソジンガーグル1本じゃ足りなくて、急遽薬局で消毒用ヨード液を買った。
1本1000スム(40円)


でも、片栗粉溶液も満遍なく塗ることはできなくて、最初にムラがあるうえ、
水で流せば比較的簡単に落ちてしまう。
準備不足もあったから、もっといい方法が他にあったのかもしれない。
が、しかたない。
結局、みんなちゃんと洗えましたねーってことになるんだけど、
それはそれでよかった。
ウズ人はプライドが高い。指摘はできるだけしたくない。

今回は、ホントにまっさらな状態の医学生だった。
手洗いについては方法がちゃんと絵付きで水道に貼ってある。
その存在を知ってもらい、見ながら実際に洗ってもらうっていうだけで
目標達成
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楽しんでたみたいだし。
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手洗いはいつするべきか、今は医者も看護師も手洗いの回数が少ないけど、
君達はちゃんとしないといけないってことがしっかり伝えられたし。
断水してることが多いけど、水が出てればとりあえず手を洗えって言えたし(笑)

この実験の時は奇跡的に水が来てるときでラッキーだった。

もう1つ予定通りにいかなかったのは、
看護師には教えれたんだけど、学生が集まった途端
他の仕事頼まれて行っちゃって
結局自分が全部やることになってしまったってこと。
でも看護助手のボスにも実習してもらえたから、この次の機会は
スタッフということで。
もう少し勉強して、方法を工夫してみよう。

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き・・・きょうは尋常ではない気温だった。

病棟内は無風で、患者もスタッフも全員汗だく。
立ってたら頭ががんがん・・・
息ができなくなる気温ってあるんだってくらい息苦しくなる。

肺の手術した患者さんが、暑過ぎて過呼吸になってしまい
急遽、扇風機を家から持ってきてもらった。

影がまったくない炎天下の道を歩いて家に帰ると、
部屋に入って、スズシ!って思った。

なんで?って思って見たけど、部屋の温度計は36.6度。

体温計じゃないよ。
やっぱ最初だけね。涼しいって思ったの。

あさってから少し気温が下がるらしい。ホントだろうか。



そんな尋常じゃない暑さの中、医学生にまたも実習を。

先週から約束していたので、土日に準備した。
BLS(一次救命処置)について

まず心肺蘇生法ってなんでしょうか。
その中で一次救命処置はこれですよ。
薬や物が集まって、二次救命処置ができますよ。
っていう説明。
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なんで早期対応が重要かというと…
呼吸停止してから時間がたてばたつほど蘇生の可能性が低くなるからです。
脳に酸素がいかない状態が4分くらいたつと、ひどい後遺症も残る可能性があります。
っていうのを、あの有名なドリンカーの救命曲線を用いて説明。
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今回は、胸骨圧迫のやり方に重点を置いた。
インストラクターの経験があるといろいろ細かく気になることはあるんだけど、
ウズ語でしないといけないので、かなりおおざっぱに。
直訳は【心臓マッサージ】で通じる(今は理由があって胸骨圧迫というが)

今日、この実習をするとドクターに言ったら、この子にも教えてと
他の病院の看護師を呼びだした。
彼女は、ホラズム州の代表で今度首都で開催されるコンクールに出場する。
以前、このブログでも紹介したが、看護師の知識や技術を競うもの。
コンクルス院内
コンクルス2
といっても、全部丸暗記なんだけど・・・

その看護師にもやってもらったが、やはり2000年以前の古い知識。
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新しい情報はこうですよ、世界中では今こうしていますよ
と少し誇張して説明。

学生は、比較的すんなり納得してくれた。

看護師の質問が面白かった。
心臓マッサージと人工呼吸の比率が、30:2っていうのが新しいって分かった。
でも、ウズベキスタンの教科書は15:2って書いてある。
コンクルスの審査員も正解はそれだと思っていると思う。
もしコンクルスでこの問題がでたら、自分はどう答えたらいいですか?


んー・・・・・
コンクルスのときは15:2って答えるしかないんじゃないんでしょうか。
でも、30:2ってなったんだよっていうのを覚えておいてください。
としか言えない。

こういうの説明するの、ここではやっぱ難しい。


学生指導をお願いしてきたドクターに報告も兼ねて、
こんな質問がありました。ウズではどう教えてますか?
とドクターの部屋に質問しにいった。

そのドクターは若いのもあり、新しい情報には敏感だ。
オゾダがいうことは信頼できるから、きっとそれは正しいと思う。
と擁護してくれた。

でも他のドクターは、
ウズベキスタンの法律で15:2と決まっている。
でももっと正しいのは5:1だ。現場ではこうだ。
人間の心拍は100回/分くらいで、呼吸回数は20回/分くらい。
100:20=5:1。
だから、5:1が人間にとって一番自然だ。


よーく思い返してみると、ICUで蘇生処置を見たときに、
確かに5回しか胸骨を押さない医者がいた…
正しいとか間違ってるではなく、どうしてこれが浸透してるのか疑問。

インストラクターの意地もあり、
今は胸骨圧迫を絶え間なく実施することが重要視されている。
人工呼吸が困難な場合は、胸骨圧迫だけでいいとも言われている。

と主張すると
5:1を間髪いれず続けるから問題ない
と。

はー、もうそうですか・・・といわざるを得ない。


いつもこうで。
新しい情報がほしいというわりに、全く受け付けない。
根拠をきちんと説明するように努力しているけど、聞く耳はなし。
だから疲れるんですね。


それで、こんなことしちゃいますよね。
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このドクターは今回学生指導をお願いしてきた人。
割と協力してくれる。だから許そう。
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