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今日は消毒処置担当看護師について。

ウズ語でガーゼ交換のことをБоғлов(ボグロヴ)という。

Боғлов ҳамшира(ボグロヴ ハムシーラ)=消毒処置担当看護師。

前、自分で翻訳した大統領令によると、手術室の看護師がやるとのことだったが

変わったのかどうなのか…

外科病棟とICUにも処置をしに行っているが、所属は外科の看護師。

2~3人いて、月交替でやってるが、一番信頼できるのは彼女
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グルノーラ。

バリバリ ロシア系の顔立ちをしていて、わりとスラッとしていて

まあロシア語もしゃべる。てっきり首都から来たのだろうと思っていたが

病棟の中で一番ウズ語がなまっている…ホラズム弁がきつい。

最初は全く言葉が分からなかったが、若いのに師長代理を努めるほど。

頭もよく、ウズの看護師にしては気が利くし謙虚。おちゃめでかわいい。

なんだったか忘れたが、何かの一件があって、私のことを認めてくれて

それからは、いろいろ相談に乗りあう仲になった。

もちろん活動の中でかなり支えになっていたし、彼女も私を頼ってくれ、

2年間いいパートナーになるだろうなと思っていた。

・・・思っていた。

思っていた

そう、過去形。。。


まだいるんだけど、彼女妊娠して、秋からは産休にはいる。

ウズの産休育休は3年間

というわけで、もう数ヶ月でお別れ

そうそう、唯一パソコンができる看護師だった。

はぁ・・・彼女がいないってだけで先が思いやられる

新しい家族ができるってこと、とっても喜ばしいことだけどね。


日本で感染看護についてわりと勉強してきたほうだから、

最初にグルノーラを手伝って消毒処置介助についた時は

度肝を抜かれるくらいな衝撃を受けた。

やってけないかも…と正直思った。

ま、1年たつし慣れてしまって逆に日本で働く時だいじょーぶかなって思うけど。

ピンセットは全患者使い回し。もちろん消毒綿球・ガーゼなんて滅菌なし。

創部消毒は全部アルコール。(一度ウォッカを使ってるのも見た)

虫垂炎にも腹部ドレーン入ってる。

腹部ドレーンは手に入らないことが多いから点滴チューブが代わりに入ってる。

細いからかよく詰まるから、消毒の時は必ず洗浄する。

注射器をドレーン刺入部近くにぶっさして(消毒なし)液体注~入。

その注射器(注射針までも)使い回しっ!

医療関係者にしかわかんないかも知れないけど、

患者の手術後創80%以上は感染しているといって過言ではない。

私が毎日見てての統計上。そのぐらいの危険度!


この創感染をどうにかしたいがまだどうにもできない。

消毒は医者が絡むから。プライドばっか高いウズの医者。

手を洗ってくれ。素手で処置をするな。

それもできないのに日本の看護師を見下すなといいたい。


最初はグルノーラも私の意図がわかっていなかったので、非協力的だったが…

消毒介助につく上で、3つだけ看護師にも医者にもしつこく言ってきたことがある。

1つ目は、汚染したガーゼやドレーンを床に捨てないこと。

2つ目は、清潔の看護師は不潔のものを触らないこと。

3つ目は、器具も不潔になったら、すぐにおろすこと(使わないようにするという意味)

半年たったくらいからかな。

グルノーラが私と一緒に医者にも注意するようになってきた。

医者も言うことを聞くようになってきた。

心強い味方ができてなにより。

妊娠してるのもあり、グルノーラのことは毎日必ず手伝うようにしている。



先日、いつものように消毒介助の手伝いをしていると、グルノーラを見失った。

医者をつかまえながら全部の部屋を行ったり来たりしているので…

一旦処置室に戻ったがいない。どこにもいない。

??

すると、医局みたいな医者専用の部屋でグルノーラの声。

行ってみると
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パット見、患者のことでも相談してるのかと思いきや・・・

右の男性がこれを売りに来ていた。↓
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そう医療器具

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どの針がいいやろか??  みたいな相談。
ま、大きさは全部おんなじ。マグロ釣るやつなんだけど。2個で1000スムだっけか(40円)


ウズでは治療で使うもの、国も病院も準備してくれないのだ。

ガーゼ類はたまに支給があるけど、ほとんど患者が準備する。

といっても自分の分を買ってくるのではなく、

みんな手術の時とかの準備物品を多めに買わされ、それを病院のストックに回している。

薬は自分の分は自分で買ってくる。

それでもこのまえ

院内にアルコールがないから今日はまだ消毒回れない、とか言われたなぁ。

消耗品はともかく…

こういった器具などは最初に何本かずつ支給されて以来もらってないとか。

壊れたり、なくなったりもするだろうに。

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この鉗子(かんし)というものを3本(1本4000スム=160円)と、針を2本手に入れたそうだ。

自分で買ったの?と聞くと、

ドクターに買ってもらったと満面の笑み。

ほうほう・・・

そういう交渉術も処置担当看護師には必要なのですね。



そーいえばもう一人の処置担当看護師は、病棟で1人はいるオベッカ看護師。

医者とベタベタしぃな、仕事はできないのに色気で好かれてる看護師。

こういう言い方はよくないのかもしれないけど。

私はそういう看護師、日本にいるときから好きじゃないので、

ウズにもいるんだと辟易した。しかもプライド高い…

グルノーラいなくなったら、その看護師と関わっていかなきゃいけない。


創感染は術後合併症の1つ。でも予防しようと思えばできる。

というか予防すべき。

手洗いもままならない、この病院の医者や看護師に教えるって・・・

外科病棟で自分がやらなきゃいけんのは、感染管理の分野かなー、と漠然と。

処置担当の看護師を上手く使って、その辺浸透させていきたいなと思ってる。

が、依然やる気がでない。

グルノーラがいるうちに基盤だけでも作っときたいな。



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