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看護師のひよこ

新人ムボラックは研修期間だったが、この病院に就職するために

面接や試験を受けるとのこと。

昨日は部長と面接。明日医長に口頭試問を受けるとか…

一緒に来て待っててといわれたけど、明日は休みなの~。ごめんね

でも、この病院で働きたいと思ったそうだ。

がんばれ!待ってるよ!
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ムボラックは結構依存体質。

一緒に来て、あなたも一緒に見て、とよく言われる。

こんな私だけど・・・彼女には教えたいという気持ちは伝わってるみたいで、

知識があることも伝わっているみたいで、他の看護師より頼りにされている。

言葉の壁はあるけど、ちゃんと伝えたい気持ちは伝わってると思う。

他の看護師にはあきらめてることも、ムボラックにはちゃんと言う。

決して甘い顔をしているわけではない。

時には突き放すこともある。それでもちゃんとついてくる。

それでも頼ってくれるから、真剣に向き合う。


日本で自分のプリセプティーを育てるのと同じ感覚。

自分の教えることひとつひとつが、相手のこれからに影響するから。

そういう緊張感や責任感を抱いている。

同じように指導をしてきたのに、ウズに来てはじめての感覚かな。

自分も成長しきったわけじゃないが、ひよこはとってもかわいいもんだ。

かわいくなかったら・・・ひよこの将来なんてどうでもよかったら・・・

きっと自分も一生懸命にならない。怒らないし褒めないし注意もしない。

期待に反することは多々あるけど。ひよこに対し、諦めの気持ちは全くない。

試行錯誤しようと思える毎日。

だからこその疲労感。贅沢な日々だ。大切にしよう。




今日は看護師のたまごもいた。

高校看護科3年生(今月卒業)にあたる2人。

卒業したら首都の専門学校に行くそうだ。

ここぞとばかりに雑用に使われまくるたまごを自分は守りたかった
(が…1人しか守れなかった


貴重な貴重な実習時間を、

カルテの持ち運びやゴミ捨てなんかに使ってほしくない。

たまごがどんなに腰がひけてようが、

看護ケアを見せて一緒にやることに専念した。

自分がいることで、他の学生とは違う経験ができたとしたら

それだけでも自分がここに来た意味がある。

看護計画についてやケアについても、

教えたいことばかりだからポンポン言葉がでてきて…

きっと今日1日だけしかないと思ったら、止まらなかった。

たまごは白いから、全部吸収していく。

自分色に染めたいわけじゃないけど、ウズ色に染めたくないってそう思って…

今日1日だけで何を教えれるかって言ったら、何もないかもしれなかったけど

なんか日本人の看護師が、必死に看護ケアや看護計画について教えてくれたなって

そういう記憶だけでも残ったらいいと思って。

首都でたくさん勉強して、磨かれておいで。
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それから、成長しきってしまったにわとりたちも、あきらめるつもりはない。

またたまごを産んで、あたためて孵ったひよこを育ててもらわなくてはならない。

自分はただの餌ではなく飼育員でもなく、なんとかしてにわとりの糧になりたい。

日本にいたら、自分もただのにわとりでしかなかったかもしれない。

でも、せっかく海を越えて、そのためにここまで来たわけだから。



【教育】を専門に勉強してきたわけじゃないから、

そういうところが全部試行錯誤。

でも、勉強してなくても親が子供を育てられるように、

子供を育てながら親も成長するように、

看護師への指導、ひとつとっても

自分の本能である母性や親心が引き出され、

この過程が自分の成長につながっている。


自分にとってのはじめてのプリセプティーが、

最近、仕事の仕方が自分に似てきたと周りに言われるそうで、

そう言われることがうれしいと手紙をくれた。

がんばってることが分かって安心したし、

うれしいと思ってくれたことが自分にとってはうれしかった。

あなたの育てたプリセプティは立派に成長してるよとの報告も受け、

育てたなんて言えるほどのことはしていないけど

自分の仕事に対する姿勢は、

周りにもプリセプティーにも認められていたということで。

あの必死だったプリセプターの経験も、お互いの成長につながっていたんだなと

その結果が見れて本当によかった。



自分はしゃべるのが苦手だから教員には向いてないと思ってるけど、

何か違う形で、教育や指導に携わりたいと漠然と考えた。

たまごやひよこと関わる中で、こういう気持ちを持ったこと、覚えておきたい。

これから何度も迷って躓いて転んで、時には穴に落ちることもあるかもだけど

何度でも立ち上がって、歩いていかないといけないから。





※プリセプターシップは日本の新人看護師教育制度のひとつで

2~3年目以上の看護師がマンツーマンで新人のフォローをする。

指導者側をプリセプター、ペアの新人をプリセプティーと呼んでいた。

本来は新人のリアリティショックを緩和するために、精神的なフォロー者として関わるっていう意味合いが濃いものだけど、

自分の病院では、知識や技術指導もがっつりプリセプターの責任範疇だった。

ということで、プリセプティーのミスもプリセプターの責任という…

相性が合うか合わないかも、新人の将来を左右する。

そういう意味で緊張感や責任感の抜けないものだった。

だからこの制度、いいも悪いもあると思うけど、自分にとってただひとりのプリセプターはとても尊敬できる人で

自分はその人のプリセプティでよかったと思う。

自分のプリセプティは何人かいることになるけど、その人達にとっては自分はただひとりのプリセプターなわけなので、

この人がプリセプターでよかったと思ってもらえるように、やっぱりがんばるものなのだ。

最近のウルゲンチは気温35度を超える日も増えてきた(予報上)

室温はそれに伴い30度前後

暑い・・・

遅くまで仕事してるのもあるけど、暑さで熟睡できず。

寝不足な日々。

あったかいから、ウズ人は夜中も外で騒いでいる。

非常にうっとおしい。



昨日は午前中 

ザーッと降って、涼しかった。

ほこりっぽさもなくなり、気分がスッとする雨だった。

夜中も大雨降って、朝もぐずついた空だったけど、

今日昼にはカラッと晴れてた。

1年のうち300日以上は晴れるホレズム州。

貴重な降雨が、この季節に多いみたいだ。


太陽がでると影はなくなり、風もなくなり

湿度だけが残って、やっぱりうだるような暑さ。

これから2ヶ月かけて、どんどん気温はうなぎのぼりに。

食欲はなくなる一方。


そんな季節にウズベキスタンの果物は貴重な栄養源。

ウズ人も、夏は果物がたくさん出るからヤフシだと言っていた。

アジョイブとも言っていた。

いいよ、めちゃいいよってこと。


最初は高かった果物も、徐々に値段が下がる。

キロじゃ買わないけど・・・

イチゴは1kg100円前後。
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ホラズム州のいちごはすっぱい。

今度ジャムとイチゴ酒でもつくってみようかな。

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アメリカンチェリー大好きだった。昔。

野生の味がするけど、1kg200円弱と安い。


バザールに行くと、人口が増えたんじゃないかってくらい

毎日毎日人があふれてる。

野菜や果物に群がってる。

活気があってなにより・・・


いつも米を買うとこのおばちゃんに

いい笑顔いただきました。

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あ、そうそう

ホラズムの米は安くてうまい。1kg80円なり
2011.05.20 雲とため息
全力で1週間過ごしてきた。

今日、朝から肩透かしをくらった。


一気に脱力。


セミナー延期。


まあいいわ、もっと練習しよう。

というよりは

まだ終わらないのかーという気分のほうがまだ強い。

だって、セミナーの準備だけしてりゃいいってわけじゃない。

それはいつでもプラスαなんだから。


なんで、いつでもこんなに全力になっちゃうんだろ。

世渡りが下手っていうか生き方が下手だね。

脱力した瞬間の疲弊感が信じられない重さで。

予想以上にダメージくらったりする。



っても、まあ現実を受け入れるしかないので。

気を取りなおして病棟へ。



ウズ語でしゃべってって言ってるのに

全部ロシア語になっちゃうおじいちゃん。

それでもなぜか話が通じて、2人で笑った。

なんとなく、言いたいことは分かるんだ。



いつ来るかと思ってたよ

って待っててくれた患者さんと家族。

ここで話してると笑いがこぼれでてくる。

疲弊した気持ちが癒された。


気づいたら

日勤の看護師が全員帰った後だった。

今日は看護師とあんまり話してないや。

まあ、いっか。



帰り道。空がなんか面白くて。

空が、というか雲が。

ちょっと眺めたくて、思わずダマスを降りて

途中から歩いて帰った。

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ホラズムの、気持ち悪いくらい真っ青な、雲ひとつない空も好き。

緑の少ない、茶色の地面に、ちょうどよく映える青。

でも、雲があるほうが眺めたくなる。

もっと見上げたくなる。

自分は小さい頃から雲の形を見るのが好きだった。

雲のある空のほうが、なんか安心する。


視界の全部 空が見える場所。

ぼやぁと歩きながら、大きなため息をついた。

周りを気にせずに。

集中すると呼吸を止める癖がある。

だから、めいいっぱい息を吐き出すと楽になる。


こんな時くらい、大きなため息ついてもいいだろう。


体の中の空気もたまには入れ換えんといけん。

雲を吹き飛ばすように大きく息を吐いた。

変な外国人だね。



のこのことカメラをぶら下げて歩いてたから

家の直前で子供達につかまった。

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大きい子たちだったからすぐに解放してくれた。

それでも、気持ちがいくぶんか楽になっていたので

たわいのない会話ができた。



家について荷物を置いて

すぐ、水浴び。

この時間は冷たい水でも我慢できるくらいの室温。

ほてってる体にも頭にもちょうどいい。


さっぱりしたら、もう一度がんばる気になった。


今日は小さい子たちの訪問も笑顔で対応してあげよう。


2011.05.22 休日
なんで休みの日は早く目覚めるんだろ。

もっと寝てたいなっていうのは気持ちだけ。

頭も体もすっかり起きてしまって

7時から行動開始した土曜日。

先週掃除できなかった居間兼寝室を大掃除。

夏は週1、冬は2週に1回、全部の家具と絨毯をどけて

雑巾がけをする。

この時期は汗だくになりながら。

それから洗濯をして、そのまま水浴びをするのが週末の朝。

それでもまだ10時とかで、充実した気分が味わえる。

昨日は気分で模様替えもした。

引越し予定だけど。引越ししたいんだけど。

その気持ちだけあるので、冬服だけでもまとめておこうと

今使わないものをダンボールにつめる作業をしていた。

あれっ?うち、もう日本に帰るんだっけ?ってくらい必死になってた。

ちゃんとあと1年活動できるかわかんないけど・・・

帰るときはこんな風になるんだなと切ない気持ちにもなった。



この1週間は、仕事から帰っても、ずっとパソコンに向かっていて

気づけば夜10時とかっていう生活をしていた。

暑くて食欲ないのと、ご飯をちゃんと作る余裕もなく、

毎日春雨を食べていた。

日本から元職場の仲間が送ってくれた春雨ヌードルか

ウズで買った春雨もどきで、パスタもどきやサラダもどきをつくっていた。

昼は幸い、いつものオシュホナで

オシュという炊き込みご飯のようなものや

ラグマンといううどんのようなものを作っていて

毎日ショルバ(にんじんのかけらと脂あぶらしい肉一切れだけのスープ)っていう

粗末な昼食ではなかったけど・・・

オシュを食べた日は必ずお腹を壊していたし(油がMyお腹に合わないらしい)

ちゃんとした食事をしたいという欲求だけくすぶっていた。

たまたまウルゲンチメンバーで集まる機会があったので、

昨日は自分の希望で、ウルゲンチで唯一のウズ料理以外のレストランへ。

最初のサラダだけでお腹いっぱいになったけど、

せっかくの機会なので出てきた料理全部食べた。

食欲とは違う欲求(笑)

こういう気分の時、アルコール飲みたいってなる。自分でも。

みんながビール飲んでるのみると、いいなぁって思ったり。

アルコールの臭い嗅ぐと、一気にその気持ちはしぼむんだけど。

飲んだくれるっていう経験をしてみたいなと思う今日この頃。


ちょっと疲れたので早めに帰って、そのまま寝た。


またもや早く目覚めた日曜の朝。

トイレに行きたくて多少ボーっとしながら起き上がる。

模様替えをしていたので、一瞬どこにいるのか分からなくてびっくりし

トイレの横にある姿見に映った自分が、自分に見えなくてびっくりし。

誰!?って思ってビクッとしてしまった。寝ぼけすぎ。

昨日帰ったとき暑かったからショートパンツとキャミっていう姿だった。

普段、そんなチョー薄着でいることがあんまりないっていうのと、

髪がけっこう伸びたから。


そんなんで別人に見えるとは・・・


このまま別人になってしまえばいいのに。



何もかも全て投げ出して消えてしまいたい気持ちと

根っからのコツコツ積み重ね精神

ここで崩してなるものかという気持ちの間に立っている。



ちょうど真ん中ならバランスとれてていいのか?



さて、今日はちゃんと仕事しよう。

ただいま朝10時。


2011.05.25 機能別看護
この病院は機能別看護。

ざっくりいうと、患者さんに対するケアの分担がされているってこと。

消毒担当の看護師、検査担当の看護師、点滴担当の看護師、

こっからここまでの部屋の検温や記録などする看護師…という感じで

1人の患者にたくさんの看護師が関わるのが機能別看護。


だからかな…「私の患者さん」って感覚が薄いの。

部屋が移れば、1日の途中からでも行った先の部屋の看護師が担当する。


日本では、部屋が移ろうが、どんな処置があろうが、

朝受け持った患者さんはその日が終わるまで全てのことは

担当の看護師が責任を持っていた。

そういう形の看護を提供していたので、そっちに慣れているのだけど・・・


実は看護にもいろいろな形態があり、メリットデメリットも当然あるので

その病院・病棟の機能や看護師の能力・人数などいろいろ考慮されて選択される。


今、ここで自分が働いていて、機能別看護だからこそ困っているのは、

毎日全部の看護師の手伝いをするので、3人前くらい働いているってこと。

あと、患者のことで相談したい時に、たらいまわしにされること。

例えば、手術後のガーゼが血液汚染されていて、交換が必要って思っても

部屋担当の看護師はいつでも病室の傍にいるのに、彼女に言ってもできない。

部屋担当に報告した上で、消毒担当の看護師を探してこないとだめ。

ま、本来は部屋担当の看護師が自分で見つけて消毒担当に言うべきだけど…


毎朝、重症部屋の患者の情報をとって、

全ての病室の病棟医長回診についてまわって

消毒担当の看護師と処置のケアについてまわって

落ち着いたら、重症部屋の看護師の業務を手伝う。

例えば、ICUからの転床(ほとんど重症部屋に入る)の手伝い

検温、食事介助など。

他の部屋で手術に行く患者がいれば、その準備。

そういう業務の合間は点滴がなくならないか監視しつつ、

ナースコールがないので、全ての病室を何度かまわって

患者さんが困ってないか見て回る。

この時はほとんどトイレの介助(ここでは全て看護助手の仕事だけど、自分はやっている)



病棟の中でわりと重症でケアの必要な患者がいれば、必ず引っ張りこまれる。

・・・が、そういうことも外科病棟では多くないので

毎日、1つの部屋や患者にかかりっきりってことはない。


消毒担当の看護師と同じ仕事量をした後に、

ICUからの転床4人とか。
ストレッチャーがへっぽこなので、大変。段差50cmくらい持ち上げないといけない。
しかも体重100kg級の人はザラ。


2部屋8人分の検温してとか。

この患者の弾性包帯巻きなおしてとか。

これ、1階の検査室にもってってとか。

みんな気軽に頼みすぎ。


まあ、日本でのことを思えばこれくらいこなせるんだけど

看護師達のためにも、看護の質の向上にもつながってない。

ウズ語・ロシア語の壁があるから倍疲れる。

そして気づく。

ボランティアで来てるんだけど・・・

なんて過酷なタダ働きだよ


もちろん、正しいやり方見せたり、指導したりしながら。

全く聞く耳をもたれなくても、とりあえず言うことは言う。

患者に「日本には仕事ないのか」とか「実習に来たのか」と勘違いされても

他の病棟の医者に「ロシア語わかんねーのか」とか見下されても

早口で聞き取れなかった時に「この子分かってないわ」って諦められても・・・

自分は諦めない。

正直かなり傷つくし、むかつく時もある。

ていうか、通り越して放心状態になる時間も多い。

でも自分だったら、1日で全部の看護師の業務できるし。

やってみせれるし。


活動以外でもうまくいかないことも多くて

最近ホントに危ない思考に走っていた。

もやもや考える時間をなくすために

最近へとへとになるまで病棟で働いている。

こっちの疲労感のほうが精神衛生上、まだマシ。

日本にいるときと違って、何に手をだしてもいいから。


そして帰って疲れたままに寝る。



・・・・


これができれば最高だけど。

20時まで子供の来訪があり、今だ叶わない。

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恐怖の1日。帰宅時間に外で遊んでいた子供に捕まる。
なぜか全員ついてきてなだれ込んだ。
後ろのサルのTシャツで、たじたじなのは私。
他、がきんちょが勝手に撮った写真の全て、自分は引きつった顔で映っていた



我が家は託児所じゃない


恐怖の夏休みが始まってしまった・・・
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