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協力隊は発足当時は生きて帰れるかどうかという

本当に厳しいものだったと思う。

今は設備の整った訓練所で研修を受け

派遣後も健康管理や安全管理面でフォローもあり

決して特攻隊としていくものではない。


それでも2年間、心身ともに健康で

充実した活動をし

満足して帰国できる隊員の数はそれほど多くないと思う。




先日、アフリカのある国で治安悪化の理由から

海外協力隊の日本撤退という知らせを聞いた。

同期隊員もたくさんいた国。

まだ1年以上を残し、今やっと

何がしたいか見えてきた時。

一緒に活動してきた

活動先のスタッフやカウンターパートと別れ

苦楽を共にしてきた生活の地を離れ

たくさんの心残りを抱いて帰国した彼らの気持ちを思うと

ますます、1日1日の過ごし方を考えさせられた。


同期隊員のブログを読んで、アフリカで

デモ活動が活発化している国が多いと感じた。

テロ組織だろうと一般市民だろうと

暴力に訴えたらだめなんだと。

犠牲しか生まないんだと

やりきれない気持ちが募る一方。

そんな国にいる隊員達が巻き込まれませんように。

活動を最後までやりきることができるように。

そう願うことしかできない。


また、1年を待たずして

家庭の事情や心身の問題で

任期短縮帰国をする同期の話をいくつか聞いた。

一緒に訓練を乗り越え、それぞれの任国に散り

連絡はとってなかったが、

名前を聞いたら顔が浮かんでくる。

理由はどうであれ、悔しかっただろうと思う。

想像していたより数が多いことにショックを受けた。

それだけ厳しい環境なのだろう。



そんな中、続いて悲しい知らせが来た。

同期隊員が1人 志半ばで無言の帰国をする。

生活班も派遣国も訓練言語も全然違うけど

話したことはあんまりないけど

彼の志の高さは知っていた。

最初、なんのことか分からなかったが

何度も何度もメールを読み返して理解した。


生きて帰って2年後会おうねと

誓い合った仲間だったはずなのに。


まだ心の中が整理できない。

ご家族や同じ国に派遣されている同期は

どんな思いだろう。

彼自身の無念も計り知れない。


自分にできることは、彼のことを忘れないこと。

気をひきしめて1日1日を生きていくこと。



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2011.04.07 4月7日の空
IMG_3181.jpg

仲間に捧げる空



4月7日 朝




今日はずっと空を見上げて歩いた。

視界の全部

空が見えるところまで。


思いを馳せたこの場所に。


もし

仲間の誰かが

ずっと下を向いて歩いていたら

呼んで下さい。

こっちを見て

上を見上げてと。
あんなことやこんなことがあって
ネットの調子も悪くて
そんなこんなで・・・

ブログを書く気力もなく

気づけばこんなにも時間がたっていた。



この週末はおもてなしを受けました

ウルゲンチ人に言わせれば・・・

ウォイウォーイ
ボラディやな。


目の保養ですわ

こんな場面はあまり見られない…

メンズが張り切って料理を作ってくれました。
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砂漠を隔てたブハラに住んでいるはずのジョー君が
当たり前のようにいました。

マーキーが休日のお父さんのように野菜を切ってました。
お茶もいれてくれました。

料理歴ナッシングのモモがオムライスを仕上げてくれました。
回を重ねるごとにめきめき上達してました。

もうちょっと何か食べたいなってタイミングで
クラが絶品ぺペロンチーノを作ってくれました。

IMG_3637.jpg


のんびり待ってるだけっていうのはそわそわしたけど
期待以上においしい料理と優しい気遣いが
とても身にしみました。


極めつけにセトラ先輩の手作りケーキが

IMG_3649.jpg

めっちゃうまかった!
また食べたい。

マジで幸せですな


IMG_3646.jpg

道に迷ってしまったので
立ち止まって
ついでにちょっと休憩して
周りを確認して
みんなが歩いてるのを確認して
前に進んでみるしかないなと。
よっこらしょと
腰をあげた…
そんな休日


いつの間にか春は終わりました。

暑い熱い夏が来る。
4月になって、病院内がせわしない。

大統領令が改訂されたとか・・・
(おそらく)実習生に指導者が指導する環境を整えようというもの。

それでなのかなんでなのか。
実習生に指導しているところを、写真に撮ってアルバムにすると。
各病棟ごとに。

外科病棟では、少し前からケアマニュアルを改訂する作業をしていた。
写真撮影、編集、印刷が私の仕事。

もちろんその流れで
今回の病院をあげての大騒動にも巻き込まれてしまった。

師長さんから
明日要る、今日要る
と言われ
朝早く出勤したり、残業して写真撮影に付き合った。

説明文は、行書体で書かれるのをパソコンで打つので
間違いがないか確認してもらわないといけない。
パソコン持ち込んで見てもらって、訂正して
その足で印刷しに行く・・・

最初はA4の紙でいいと言われたけど、
病院で管理するやつは写真じゃないとだめだと変更され
他の病棟と比べて少ないから数を増やすと言われ・・・
毎日毎日注文が上乗せ。


そもそも・・・
最初に統一するということをしないので、大パニックだ。

ほとんどの病棟は、【アルバムにする】という指示を受けて、
ホントにアルバムを作っていた。
サイズは2L判。
横置きで左側が全部リングで留めてあった。
実際の実習生に、指導者が説明してたりケアを見せてる写真を撮って。
これはこれでいいと思った。


ところが・・・


サイズがL判じゃないとだめだと。
綴じずに提出と。


そりゃー大変

すでに出来上がっていた病棟も
写真を撮りなおし
編集しなおし
印刷しなおし。

大騒動ですよ。
部長さん、マジ勘弁してくださいよ。

自分がカメラを持ってうろうろしてるもんだから、
他の病棟にも借り出され・・・
気づけば
カメラ屋に現像に行くお遣いまがいのこともさせられていた。


データで残しておけばいいのに、デジカメで撮るなら…
前のデータを使えばいいのに。
そしてデータをあげるから自分で印刷しに行ってほしい。


そんな本音を、他の病棟の師長さん方に言うこともできず
ただ黙々と指示に従う。

お遣いは今回限りにしよう。
編集までのお手伝いにしよう。
そう心に誓う



今週月~金のうちのどこかで
首都の保健省からお偉いさんが来る。
いつ来るか分からない。
でもその人たちに見せないといけない。アルバムを。
だから月曜の朝一にそろってないといけない。

はぁ
そうですか、そうですか…
それでですか。

休日出勤までしたけど、そのためだったんですね。

Х3
二度と人目に触れることはないかもしれない写真達…
説明文には
外科の師長であるこれこれさんが、どこそこの学校の2年生(高校看護科レベル)の11グループさんの
学生にこれを教えております

と書いている。学生の名前まで全部いれることになっていたが省かせてもらった


これをね、何十枚と作らされた



IMG_3587.jpg
こういうほうが、よっぽど教えてるように見えるのに
(学生が血圧を測ってみてるとこ)

IMG_3600.jpg
これじゃないといけないのだ。


そう・・・

お気づきの方もいらっしゃると思いますが。


全て完全なるやらせです。


もちろん学生は写真撮影のために来たのではない。
実習のためだ。

針の捨て方を教えます。

と言って何をしたかというと…

こちらはペットボトルに針と注射器を捨てているのだが、
そのペットボトルをひっくり返して針と注射器を出して
素手で接続しなおして

さあ捨てます

と言ったところを写真に撮らされた。
Х2


おいおいおいおいおいおいおいおい

何コレ、コント!?



これはホントはやっちゃだめですよ

と後で学生に耳打ちすると苦笑いをしていた。



シーツがキレイな患者さんを選んで
必要ないのに
ご飯を食べさせるフリをしてみたり
血圧を測るフリをしてみたり

学生を巻き込んで、こんなことばかりしている。
教えていることはめちゃくちゃ。

こうやって学生の時から見てきてるんだな。
やらせの現場を。
表面だけ取り繕うってことを。

ちなみに写真撮影以外の時間は
座っているか、勝手に病棟内をうろうろしているか。
誰かが何かを教えている風は微塵も感じなかった。


やるせなさすぎて、何度も放心状態になりかけたが

もうちょっとこっちに立ってください。
もっと寄ってください。

とカメラマンばりに注文をつける。

そんな自分をかなり冷ややかな目で見る自分がいた。
何やってんだか、ホントに…
もっと言えることあるだろうに。


2年生ですよ。
初めての実習ですよ。

もどかしさを通り越して残念な気持ちになった。

指導者にも自分にも。


そして驚きの1枚
IMG_3419.jpg
【シーツ交換は重症な患者でも最低4時間ごとにしないといけません】

えっ!?
マジで??

そんな決まり初めて知った

一切してないですね、シーツ交換。
よっぽど汚れない限り…
洗ってないことも多々ある。
お金がないから破れてボロボロのまま使ってる。

現実をね、国に伝えることができれば…
いいとこだけ見せずに、困ってることも見せれば…
上の人も理解してくれれば…
予算を真面目に考えて
きちんと現場におろしてくれれば。。。


そんな気持ちを100歩譲って

せめて汚れたらすぐ交換してあげるとかね。
汚さないように配慮するとかね。
つっこみどころはたくさん。

っていうか、いつもシーツ交換はこうやってやるんかい
無理があるでしょう。

そもそも
できないことは書かない。
できるように考える。
やり方を統一するために作る。
それがマニュアルではないですか。

マニュアルをスタンダードを作れ作れと言われてますが
どっから教えて
何を統一したらいいのか迷路に迷い込んでました。

ひとつずつやろう、ひとつずつ。
2011.04.21 エビデンス
エビデンス=証拠、科学的根拠

医療・看護の世界でもエビデンスが重要視されている。
【民間療法】で終わらせないため。

例えば、風邪をひいたら玉子酒

昔からそう言われてきた。
間違いではない。
でも、
「みんながそうやってるから」
「昔から言われてきたから」
っていうのは医者や看護師の言う言葉じゃない。

「なんでそれがいいのか」
「何が効果をもたらすのか」
「何に注意しないといけないのか」
そういう根拠を知った上でアドバイスするのが専門職。

知ろうとする人がいるから
研究されて解明されることもあるし、
正しい知識と情報を求めて勉強をし続けることもできる。

改めて、日本の教育や医療をめぐる環境は恵まれていたと感じる。
セミナーや学会に参加していたのが貴重な経験に思える。

自分も理由や根拠が分からないことはとことん調べるほうだった。
自分自身が納得できないと行動に移さなかった。
元々こういうキャラではない。
深いところに気づく力が弱いと思っていたから
それを補うために努力していた部分だ。
とにかく何でそうなのか考えること。

そういう思考は必要だと思ってた。

だから
根拠に基づいていないことを指摘したり
簡単にころころ方針を変える人は嫌いだった。
感情論で物を言う人も嫌いだった。
そんな人と面と向かってやりあうことはしないけど、
心の底から信頼はできない。
そんな人に命は預けられないと思うから。


新人指導をするときも、
何でそうするの?
何でだと思う?
とよく聞いていた。

もちろん自分もよく聞かれていた。
答えられない=根拠がない
だから自分に不足しているところを知ることもできる。
決して悪いことではないと思う。

ウズベキスタンに来てからも
何でそうするの?
何でだと思う?
と看護師によく聞いている。

うっとおしがられることもあるし、
答えてくれてもこっちが分からんことも多い。
でも、ここの看護師には
疑問を持つこと
考えること
をもっとしてほしいと思っている。

分からないこと、知らないことは全く悪いことだとは思わない。
ただ、疑問に思わなければ知ろうとすることはできない。
考えなければ疑問に思うこともできない。
そう考えるから。

セミナーの計画をしていた当初は、
とにかく根拠にこだわった。
病態生理、解剖生理を知らなければだめだと。
その基本すらないところに教えるのだから
質の向上だなんて
とても長い道のりだと思っていた。
でも段階を経る必要があると訴えてきた。

それにしても、
資料の準備をしていくにつれ
臨床で共に働いて現場を知るにつれ
看護学生の実習の現状を知るにつれ
やや諦めの気持ちが強くなってきた。

あまりに根拠のないことが多すぎる。
それが当たり前になりすぎている。
しかも法律で決まっていたりする。
だからみんな考えなくなっている。
そんな現実を認知せずに
こっちに求めてくるレベルは階段4つくらい飛ばしたところ。

なんか自分には手に負えない。
根拠なくてなくてもいいのか。
体裁だけ整っていればいいのか。


仕事だけじゃない。


人間関係において
根拠のない噂や憶測での話はホントに嫌。
そんなのに振り回されるのはごめんだ。
ちゃんと話さなければ…聞かなければ…分からないことも多い。
誤解のままで終わるのは自分は納得いかないけど、
知ろうとする努力をしないなら話を膨らますべきではないと思う。
子供じゃあるまいし。

自分は自分の考えが本当に正しいかどうか疑問に思いながら
日々を過ごしているのに、
かたや憶測や推測だけで話が形作られ
真実はいつも置いてけぼり。

知ろうという気持ちと
伝えたいという気持ちは
ぶつかり合って初めて結ばれる。
一方通行では疲弊するばかり。

そういう環境にいるだけで
モチベーションが下がっていく。
不信感しか生まれない。

根拠なんて、真実なんて知らなくても
自分は傷つかないし
自分の価値観だけで世界を見ていても
なんとなく生きていけるんですよね。

そんなくさって投げやりな気持ちになってたら
同期からいい言葉を教えてもらった

【あいつのことを信じてるんじゃなくて知っているんだ】

信じることより「知っている」ことのほうが強い。
「知っている」っていうことが信じる理由になる。
知っていることへの自信を持とうと思った。
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